今回は「ガッチガチに硬くなった背中一面を柔らかくするお勧めストレッチ方法」を紹介します。
腰痛、肩痛、股関節痛の方に多くみられる症状として、以下のような方がたくさんおられます。
- 背中一面がガチガチ!
- 亀の甲羅のようになっている!
- 強化ゴムが3cmほどの厚みで張り付いている!
また、このような方で以下のような特徴が多く見られます。
- 立ったままズボンや靴下が履けない
- 万歳で腕が耳の後ろまでいかない
- 大きく息が吸えない。呼吸が浅い
- 座った状態で後を向けない
- 落ちている物をしゃがんで拾えない
- 肩甲骨が張り付いて動かない
特に!立ったままズボンが履けない・靴下が履けない方は背中の筋肉が硬い証拠です!
背中の筋肉が硬くなる原因は?
背中の筋肉がガチガチに硬くなるには理由と流れがあります。
- 骨盤が歪んで脊椎(腰椎、胸椎、頸椎)がズレて曲がってしまう
- 動かせる方向や範囲で制限ができ痛みを伴う
- 痛いので脳が動きをコントロールし動く範囲を狭くする
- 背中一面の筋肉が硬くなる
- 揉む、叩くなどの強い刺激を受け防御反応として皮膚が厚くなる
- 象のような皮膚になり、亀の甲羅を作ってしまう
今あなたも上記のどこかの段階にあるのではないでしょうか?
立ったままズボンや靴下が履けない人の特徴
立ってズボンや靴下が履けない人は前述の通り骨盤の歪みや動作制限、皮膚の肥厚化などがありますが、日常で以下のような方はそうなりやすい傾向にあるので注意が必要です。
- 常に椅子の生活で長時間のパソコン作業
- 歩く時間より自動車の運転が多い
- 常に楽な動作や作業を選ぶ人
- 運動不足やストレッチ不足
さらに、立ってズボンや靴下はが履けなくなるくらい背中や股関節が硬くなったり、正しく体が使えていないと、以下のような心配も出てくるので、軽く考えてはいけません。
- 足が上がらなくなり階段や段差を超えにくくなる
- 段差につまづき転倒し骨折、その後寝たきりになる可能性が上がる
- 股関節の可動域が狭くなり股関節の変形が促進する
- 症状が悪化し人口関節置換術しかなくなる
- 手術をしても筋肉が弱まり寝がたきり状態になる
背中を柔らかくするストレッチの方法
1.腕や脚は肩幅に開き、出来るだけ垂直に降ろします
(ニュートラルポジション)
この時、腕・脚に力が入っていないことが重要です!
具体的には、「触ってみて硬くなっていない状態」です
2.息を吸いながら、背骨全部を背中側に丸めていきます
(側面から見ると、凸状態)
息を吸いながら、上に吊られるようなイメージで上げていくと簡単です。
腕や脚の力や筋肉を使わずに背骨だけを動かす意識で行いましょう
3.息を吐きながら、背骨を腹側に突き出します
(側面から見ると、凹状態)
これらを何回も反復します。簡単そうに見えますが、注意ポイントがありますのでお読みください!
ストレッチの注意点
- 背骨を腹側に突き出すときは最初はゆっくりとしたスピードで、慣れてきたら一気に息を吐いてストンっと降ろしたり、色々とリズムを変えて行いましょう
- 痛みのある方などは、無理せずに出来る範囲で行ってください
- 動きに慣れたら、背骨の一つ一つを意識しながら行いましょう
- 胸椎〇番とか腰椎〇番を今、動かしている!など
- 肩甲骨周囲や腰痛がある方は無理をせず自分の最大限の動く範囲を確認しながら徐々に行いましょう。
- 背骨だけを意識して動かすことによってガッチガチに硬くなってる周りの筋肉も自然と動きが出てきて柔らかくなっていきます
出来る方は1セット50回を目指しましょう!
その他おすすめストレッチ動画
立ったままズボンや靴下が履けない、背中がガチガチで困っているという方は、以下の動画もぜひ試してみてくださいね!
「背中ガチガチ一発解消!窮極の猫ストレッチ」
「全身の筋肉を柔らかくする超簡単カエルストレッチ!」
「50歳からの開脚!」
他にも当ホームページでは、さまざまなストレッチをご紹介しています!
その他のストレッチの方法はこちらから。
また、立ったままズボンや靴下が履けない方には、すでに腰痛でお悩みの方も多くいらっしゃいます。腰痛については以下をご覧ください。
2024.06.01
腰痛
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